【出産レポNo.81】赤ちゃんの心音が聞こえなくなり緊急帝王切開に。

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初めて出産したのは、30歳の時でした。妊娠した当初、私はうつ病を寛解したばかりで、またうつ病が再発するのではないか心配を抱えながら妊娠期を過ごしていました。幸いうつ病の心配はなく、平穏に過ごすことができました。

しかし、妊娠26週目を過ぎた辺りから赤ちゃんが育たなくなり、より専門的な医療が行える病院への転院をすすめられました。新しい病院では、赤ちゃんが育っていない理由は、これから妊娠高血圧症になる予兆だと言われました。私は、これまで低血圧で上が100を超えることも少なかったので、自分が高血圧になると言われてもピンとこず、疑いしかありませんでした。

しかし、医師に言われた通り毎日血圧計で血圧を計っていると、ある日突然、血圧が140を超えてしまったのです。びっくりしました。初めてでしたので、心臓の音がどくどく聞こえることがなんとも気持ち悪くて、パニックになりそうでした。その日はたまたま夫が休みの日だったので、すぐに病院へ向かいました。

病院へ行くと、すぐに血圧を計測され、即入院と言われました。あまりにも急でなんの準備もできなかったんですが、自分のパジャマ、下着、シャンプー類、赤ちゃんの産着だけは一応持って出かけられました。
入院中は、特に何もすることもなく、食事を制限されるわけでもなかったので、ただ家にいないで別の場所にいるという状態でした。1日中ごろごろ過ごしていました。個室だったので、人の目を気にする必要もなかったです。

入院して2日目の朝、担当医の診察があり、「子どもの心音が聞こえなくなってきたから、今日切ろう。」と、突然言われました。手術は切ろうと言われた二時間後の12時から始まりました。あまりにも突然手術になってしまい、気が動転、パニックになってしまいました。夫にはすぐに連絡、なんとか手術前までには来てもらえました。しかし、手術であるため立ち会いはしてもらえません。一人で手術にのぞむことになりました。

手術室に向かい、手術台に乗っけてもらうものの、とにかくパニックで涙が止まりません。麻酔科医と看護師に両手を握ってもらい、少し安心できたのを覚えています。あとはとにかく手術をするのみ。帝王切開のため、下半身麻酔です。頭ははっきりとしていますから、手術の様子が見えるんですよね。本当にきつかったです。子どもは1076グラムで生まれてきました。妊娠周期は、32週でした。その小さな体にどうしてあんなに大きな声が出るのか不思議なほど、大きな声で泣いていました。『あんなに大きな声で泣けるなら、小さくても無事に成長してくれるだろうな。』そう思ったら、また安心して涙が出てきました。

手術はおよそ一時間程度で終わりました。手術であるため、術後のケアが大変でした。痛み止めを打ってもらい、1日は安静にしていましたが、次の日からは、もう歩行訓練です。お腹を切っているので、歩くのが本当に辛かったです。以前膝の手術をしたことがありますが、そのときよりも歩けなかったです。とにかく普通に歩けるようになるまでさらに1日かかりました。 普通分娩でも帝王切開でも出産するということ自体が本当に大変なことなんだなと、身をもってわかりました。