【出産レポNo.12】ひとりでタクシーに乗り産院へ。主人が来た安心から涙がでそうだった

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私が初めて出産したのは23歳です。予定日よりも10日ほど早く普通分娩で我が子を産みました。夕飯くらいの時間帯に徐々に陣痛がきたのですが、なにせ初めてだったので陣痛かどうなのかはっきりせず「陣痛ならこんな痛さじゃ済まないだろう」と最初のうちは軽く思っていました。

しかし、徐々に痛みも強くなってきて陣痛の間隔も短くなってきたので念のため病院に電話をしてみると「もう来てもいいですよ」とのことでした。「確認して子宮口の開き次第では一旦自宅へ帰ってもらうことになります」とも言われたのですが、家にいてもひとりで不安だったのでとりあえず向かうことにしました。

病院へはタクシーをひろって向かいました。入院グッズなどを袋にまとめておいたのでそれを片手に持ち、タクシーを拾う手も心なしか震えていたように思います。たったひとりで向かったのでとても心細く不安でしたが、その時はタクシーがなかなかつかまらなくてそちらの方が不安でいっぱいでした。

無事にタクシーに乗ってからは「どうかここで産まれないで!」などと心配になりながらもなるべく平静を装って気持ちを落ち着けるように心がけていました。それは、明らかにこれから出産を迎えるであろうおなかの大きい妊婦を運ぶ運転手さんへの配慮でもあったんです。きっと運転手さんもドキドキしていたに違いありません。

私は普段からタクシー運転手さんとの会話が億劫に感じており、あまり好きな乗り物ではありませんでした。しかし、その時は運転手さんも緊張していたのかあまり話しかけてこなかったのでほっとしながらこの後のことをイメージしていました。すると、病院に着いて降り際にひと言「頑張ってください」と言ってくださり、「やっぱりわかっていたんだ」と確信したのも束の間のことですぐに嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

病院ではすぐに子宮口の開きを確認され、すでに4cm開いている状態だったのでそのまま病室に通してもらうこととなりました。しばらく穏やかな陣痛と戦いながらいると仕事場から主人が駆けつけてくれて一気に安心し、涙が出そうになったのを覚えています。陣痛の間はとにかく腰が重だるく、トイレに行くにもかつてないほどの辛さでした。そのうち「水を取って」と言葉にすることすらできないほど痛みが強くなり、目で訴えてみるものの鈍感な夫にイライラしながら耐え続けたりもしました。

最初の陣痛がきてから10時間以上経った頃、ようやく破水をしてその後はスムーズに出産となりました。初めての我が子は助産師さんに「上手に産まれてきた子」と言われたので鼻が高かったです。主人の立会いもあって思った以上に落ち着いて出産を終えることができました。「もっと痛いはず!」とずっと思いながらいたのも良かったのかもしれません。