【出産レポNo.23】臨月に入ってもアクティブに行動していました

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初めての出産は31歳の春でした。
元気な妊婦だった私は臨月に入ってもアクティブで、引っ越したばかりのアパートで荷解きをしたり家具を配置したりと大忙し。ダンボール箱を全て空にして満足し、心地良い徒労感に包まれて眠った次の日の朝トイレに行くと、経験した事のない生温い水のようなものが突然下から漏れ出しました。

すぐに「これは破水だ!」と気付き、慌てて産院に連絡すると「30分以内に来てください!」と言われて前もって準備しておいた入院セットにお気に入りの抱き枕を抱え、出勤前だった夫の運転する車で急遽産院へ。取り急ぎ診察を受けましたがまだ陣痛が来ていない事もあり、点滴の処置をされてそのまま入院部屋に移動しました。

それから夫には帰宅してもらい、昼過ぎにお見舞いに来た母と雑談をしたりテレビを見ながら過ごしている内に、生理痛のような腹痛を不定期に感じるようになりました。しかしまだまだ余裕で耐えられるレベルだったので母にも帰ってもらい、夕飯を完食して夜を迎えました。

そして22時ごろには本格的な陣痛になり、まだまだ不定期ではあるもののかなりの腹痛に抱き枕を抱えて必死に耐えていると、様子を見に来てくれた看護師さんの指示で陣痛室に移される事になりました。陣痛室では私の他に2名ほどの妊婦さんがベッドの上で必死に陣痛と戦っていましたが、私も他の妊婦さんの様子を伺う余裕はとてもなく、押し寄せる陣痛の波を堪えるだけで精一杯でした。

朝になると陣痛は5分おきにはなったものの、触診をした助産師さんに「子宮口、まだ2センチしか開いてないねぇ。」と言われて絶望し、「一刻も早く陣痛が終わるように今すぐ産みたいんです!」と無理難題をお願いしてしまいました。

するとお医者さんがやってきて、「陣痛がなかなか進まないから陣痛促進剤を点滴しましょう。」と言われて処置を受ける事になり、「これでもうすぐ出産出来る!」と希望に湧いたのもつかの間、点滴の効果で3分おきになった陣痛の痛さたるやそれまでの比ではなく、私はもはや理性を失いベッドのシーツを食いちぎったり、脇に置かれたティッシュ箱をボコボコに殴ったりひたすら叫んだりとまるで獣のような醜態を晒すはめに。

お見舞いに来た夫もドン引きして「呼吸法を思い出して!ヒーヒーフー!」などと言ってはくれたもののそれをやる余裕はもはやどこにも残されていませんでした。そして午後14時になり、夫に見送られて私はようやく分娩室に移される事になり、分娩台に上がった瞬間またもや痛みのピークに襲われて勢いで息んだところ、一気にスルッと長男が誕生しました。

初めてのお産は破水から始まり本陣痛から約17時間という長期戦で、お産直後は疲労感と貧血に襲われて車椅子で入院部屋まで運ばれる事となりましたが、今では全てが良い思い出となっています。